AGAの診断方法、クリニックで実際に何をされたか正直に書く
「クリニックに行ってみたいけど、何をされるのかわからなくて怖い」——薄毛に悩んでいたとき、そう思っていた。病院嫌いな工場勤めの40代男性には、初めてのクリニック受診はハードルが高かった。
実際に受診してみたら、思っていたより気軽だったし、診断のプロセスも理解できる内容だった。今回は、AGAクリニックに行くと実際にどんなことをされるのか、僕の体験をもとに書いていく。
受診前の準備と予約
まず、予約から始まる。多くのAGAクリニックはウェブ予約に対応していて、夜中でも予約できる。問診票をオンラインで記入できるところも増えている。
受診前に準備したほうがいいことがいくつかある。
- 薄毛に気づいた時期(いつごろから気になり始めたか)
- 家族の薄毛状況(父・母方祖父など)
- 現在使っているシャンプーや育毛剤
- 飲んでいる薬・サプリメント
- 最近の体調の変化(大きなストレス・体重変化・病気など)
問診票はこうした内容を聞いてくることが多い。事前に整理しておくとスムーズだ。
問診と視診
👉 ここで一度、選択肢を見てみる
オンライン診療おすすめ3選を見る →クリニックに着くと、まず看護師や受付スタッフによる問診が行われる。問診票に書いた内容を確認しながら、より詳しく聞かれる。
「いつごろから気になりましたか?」「最初に気になったのはどの部分ですか?」「抜け毛の量はどのくらいですか?」といった質問だ。
次に医師による診察が始まる。まず肉眼で頭皮の状態を見る。「視診」と呼ばれる一番基本的な診断方法だ。頭頂部・前頭部・側頭部・後頭部と、各部位の毛の密度や状態を確認する。
AGAは「前頭部から頭頂部にかけて薄くなる」という特徴的なパターンがある。このパターン(ハミルトン・ノーウッド分類という段階分け)に当てはまるかどうかを確認する。
マイクロスコープによる頭皮・毛包の検査
視診のあとに行われることが多いのが、マイクロスコープ(ダーモスコープ)を使った精密検査だ。頭皮に機器を当てて、数十〜数百倍に拡大した画像をモニターで確認する。
このとき見るのは主にこうした点だ。
毛包の状態:毛包が細くなっていないか、萎縮していないかを確認する。AGAが進行していると、1つの毛包から出る毛の本数が減ったり、毛が細くなったりする。
頭皮の血行状態:毛細血管が見えるかどうか。血行が悪いと頭皮が白っぽく見えることがある。
皮脂・毛穴の詰まり:毛穴が皮脂で詰まっていないかも確認できる。
僕の場合、頭頂部の毛包が一部細くなっているのが画像ではっきり見えた。医師から「これがAGAの初期〜中期のサインです」と説明を受けて、視覚的に理解できた。
血液検査が行われることもある
クリニックによっては、血液検査を勧めるところもある。
血液検査では、男性ホルモンの値(テストステロンやDHTの量)や、甲状腺ホルモンの数値、鉄分・亜鉛などの栄養状態を確認する。
薄毛の原因がAGAだけでなく、甲状腺の異常や鉄欠乏性貧血による場合もある。これらを除外するためにも、血液検査は有用だ。
特に「AGAではなく別の原因かもしれない」と疑われる場合に行われることが多い。初診では必須ではなく、医師の判断によって追加されることが一般的だ。
診断結果と治療方針の説明
一通りの検査が終わると、医師から診断結果の説明がある。
「AGAの初期〜中期段階です」「このまま放置すると〇〇のように進行する可能性があります」「治療には〇〇が適しています」といった形で、現状と今後の見通し、治療の選択肢を説明してくれる。
治療薬の選択肢としては主に以下のようなものがある。
- フィナステリド(内服):DHT(薄毛の原因となる男性ホルモン)の生成を抑える薬。
- デュタステリド(内服):フィナステリドより広い範囲でDHTを抑制する薬。
- ミノキシジル(外用または内服):血行を促進して毛の成長を促す。
僕はこのときに費用の目安も聞いた。正直な話、値段が気になって受診をためらっていた部分もあったからだ。クリニックによって差があるが、薬代は月に数千〜1万円台が多い。これを聞いて「思ったより通えそうだ」と感じた。
受診前は何かと不安だったが、実際に行ってみると「情報が整理できてよかった」という気持ちのほうが強かった。AGAかどうか曖昧なまま悩むより、専門家に診てもらって現状を把握するほうが、精神的にもずっと楽になる。
※本記事は筆者の実体験に基づく個人の感想です。
※AGA治療は医療行為です。治療開始前に必ず医師にご相談ください。
※効果には個人差があります。